あらすじ
かつての私に名前は無かった。
私に両親の記憶は無く、また、知りたいとも思わなかった。
人はそんな私を薄情だと言うのだろうが、それが私にとっての紛れもない事実だった。
私にとっての家族とは里で共に暮らす精霊達であった。
しかし、精霊達は私に名前を付ける事はせずただ私を『愛し子』と呼んだ。
生まれながらにして相反する二つの宿命を持って生まれた子供それが私だった。
精霊達は私に名前を付ける事でその相反する二つの宿命の天秤が傾く事を恐れたからだ。
精霊達が私に名前を付けなかったのは私自身に宿命を選ばせるため。
ならば私は自らの意思でこの道を選び取るーーーーー
あらすじというよりもプロローグ見たいになったけど一応あらすじのつもりです。