あらすじ
元伯爵令嬢である私、レティシアーナ・クラインは、十歳で力を発現させてからというもの、この国の聖女として過酷な労働を強いられてきた。
過労で倒れかけたある日、私は思い出したのだ。前世の私が、ふかふかのベッドと読書を愛する『引きこもり』だったということを!
誰にも邪魔されない絶対的な孤独を手に入れるため、私は王家の禁書庫で調べ上げた召喚陣を使い、私の代わりとなる新しい聖女を異世界から召喚することにした。
現れた黒髪の少女、星羅様は聖女の役目を快諾してくれたのだけれど……
「レティシア様が傍にいないなら聖女なんてやりません!」と、なぜか私に強烈に依存してくるのだ。
おまけに過保護な護衛騎士ルークまで「俺にとっての聖女は貴女だけです」と言って離れてくれない。
私の安らかな睡眠計画は一体どうなってしまうの⁉
これは、最強の引きこもり聖女である私が、愛しの睡眠時間を守るために無自覚に世界を救ってしまうまでの、血と涙の奮闘記である。