あらすじ
いわゆる幼なじみだった、リリアナとエドガー。幼い頃から隣で過ごし、当然のように結婚するものだと信じて疑わなかった。
「すきよ! ずっと、一緒よ!約束ね!」
「……別に、いいけど」
——けれど。王立学園に入学してから、エドガーは、才色兼備の伯爵令息として一躍注目の的に。リリアナがいながら、令嬢たちの熱い視線や誘いを断らなかったエドガー。
「学園生活くらい、自由にさせてくれよ」
その一言を境に、すれ違っていくふたり。
それでもリリアナは信じていた。あの日の約束を。
そしてエドガーは、まだ知らない。“当たり前”だと思っていたその存在が、どれほどかけがえのないものだったのかを。