あらすじ
この世界は異常だった。
だが、この世界の人々にとってはそれが当たり前だった。
ダンジョンと魔物が存在するこの世界では、魔物には魔力による攻撃しか通じない。そしてその魔力は、三大欲求を満たすことでしか回復しない。
しかし、睡眠は時間がかかり、食料にも限界がある。
ゆえに人々は、最も効率的な手段として“性欲”による魔力回復を選んだ。
その結果、冒険者の世界では――
男はダンジョンを攻略する者、女は魔力回復のための道具として扱われるという価値観が、当たり前のものとして根付いていた。
ダンジョン攻略者は、当然のように性処理用の奴隷を連れて潜る。
それが、この世界の常識だった。
そしてこの世界は、単純だ。
強い者が全てを手に入れ、弱い者は従う。
それが“当たり前”の世界。
貴族として生まれ、転生者としての知識を持つ俺は、幼い頃から魔力を鍛え続けてきた。
その結果――学園に入学した時点で、既に上級生すら圧倒できる力を手に入れていた。
そしてこの学園もまた、弱肉強食。
実力こそが全てであり、女は本能的に強者へと従う世界だった。
圧倒的な魔力と、逆らうことすら許さない貴族の権力。
最初から全てを持つ俺にとって、この学園はあまりにも単純すぎる。
――強ければいい。
――支配すればいい。
ならば、遠慮する理由はない。
最強の俺が、全てを手に入れる。
この学園で、この世界で、頂点に立つために。