あらすじ
没落寸前の伯爵令嬢リリアーヌには、誰にも言えない秘密があった。
それは、幼い頃に空を駆ける姿を見て以来、王国最強の竜騎士・ロデリックにガチ恋していること。
社交界で「地味なコケシ」「没落令嬢」と嘲笑されても、彼女は微笑みを絶やさない。
でも、内面は傷つきボロボロ。けれど、貴族のプライドと彼への愛を胸に、リリアーヌは「完璧な淑女」の仮面を被り続けていた。
そんなある日、奇跡が起きる。なんと、憧れのロデリックから求婚されたのだ!
(夢じゃないわ! 借金も返せるし、何より推しと結婚できるなんて人生逆転ハッピーエンドよ!)
……と、歓喜したのも束の間。
初対面の彼は、岩のような筋肉を震わせ、氷点下の眼差しでこう言い放った。
「……あいつ(弟)との密会を邪魔されたくないから、俺に嘘をついたのか?」
あの……どうしてそうなってるの!?