あらすじ
幼い頃から人と合わない真白は人生の大半を苦労するが、いよいよ世界の隙間に紙のように挟まっている自分の人生を見つけられるようになってきた。三月は創作論を書きまくり、こんだけ書いたんだからもう「真白のことをわからない人なんていないんじゃないの」くらいに思っていたがそうでもなかった。やはり世界は甘くなかった。
なんのために書くんか。以前なら、「人と仲良くするために、私をわかってほしい」だったが、いつの間にかそういう欲求はなくなった。その欲求は自分の人生において最上位ではないし、それが無くなったとしても「特に自分は困らない」ことに気付いたのだ。
この創作論は、「自分の人生を創作する」という意味で書いていく。そしてこの創作論は誰かのためにはならないし、むしろ真白と付き合うかどうかを決めるためにお使いくださいという意図だ。真白に無関心な人はそれでよく、「真白に傷付けられた」「真白に腹が立つ」と思う人がもしいるとすれば、こちらにはそういう意図はないよ、ということでそっと離れることをおすすめする。俺は、ただ息を吸って吐いて生きているだけだ。こちらの「ただの呼吸」に反応されてはさすがに困る。
この呼吸がどんなものであるかが、いまいち見えないからなんだか誤解を受けているような気がしたので、それらを書いていこうという試みである。