あらすじ

​ 日本屈指のお嬢様校『聖セラフィム女学院』。そこに、一人の庶民が紛れ込む。 特待生として入学した鷹見竜胆(たかみりんどう)を待っていたのは、財閥令嬢たちによる執拗な蔑みだった。 ​ 「汚らわしい。私たちの視界に入らないでくれる?」 「庶民の分際で、この学び舎の土を踏むなんて」  ​ゴミを見るような冷たい視線。理不尽なパシリ。  しかし、竜胆は無表情にそれを受け流し続ける。彼の正体は、学園の理事長が極秘で雇った伝説の元少年傭兵であり、彼女たちを影から守る「超一級の護衛(SP)」だったからだ。 ​  平穏な日常が壊れたのは、学園行事の最中。  武装したテロリスト集団による、令嬢たちの集団誘拐事件が発生する。  絶望に震え、涙を流して助けを請う令嬢たち。その時、彼女たちの前に現れたのは、誰よりも見下していたゴミのような少年だった。 ​ 「仕事だ。――掃除を始める」 ​  ナイフ一本で重武装のプロを圧倒し、返り血を浴びながら微笑む竜胆。  その圧倒的な強さと、自分たちを救った本物の男の背中を見た瞬間、令嬢たちの心は激しく支配されてしまう。  ​事件解決後、昨日まで蔑んでいた彼女たちは、手のひらを返して蓮に詰め寄った。 「鷹見様、どうか私の……私だけの専属になってくださいまし!」 ​  昨日までの「ゴミ」は、今日から学園で最も「奪い合われる至宝」へと成り上がっていく。

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カクヨム
カクヨム2026/03/29
  • 現在の作品塵(クズ)を見るような目で僕を見ていた令嬢たちが、誘拐事件で僕に救われた瞬間、手のひらを返して『専属』の座を奪い始めロワイヤル