あらすじ
「あぁ! 昼間から酒を飲みながら武勇伝を語れるなんて幸せだぜ!」
そうやって笑って誤魔化すしかなかった。周りに同情され、置いてけぼりになるのが怖くて――。
世界を救った代償として、魔力(マナ)の器を完全に砕かれた勇者クロム(39歳)。
かつての仲間たちが国のトップとして光り輝く人生を歩む中、彼だけが力を失い、時間が止まったままだった。
残されたのは「元・勇者」という重すぎる過去だけ。
昼間から酒場に入り浸り、過去の栄光を語って酒を奢る『空っぽの飲んだくれ』。
現役の若手冒険者には「終わったおっさん」と嘲笑われ、無様に顔面を踏みつけられる。
それでも、彼は諦めてなどいなかった。
誰にも見られない庭で、15年間。血反吐を吐きながら毎日剣を振り続けた。
だが、どれだけ技術を磨いても、才能の壁と老いには勝てない。完全に心が折れ、路地裏で涙を流したその夜――どん底のおっさんの前に、倒したはずの魔王(幼女)が現れた!
「よもや我の宿敵が、これほど情けない男に成り果てておるとはな」
突然のキス。そして告げられた言葉。
「お主に【5分間】だけ、全盛期の魔力を返してやろう」
【終わったおっさんの落ちぶれた日常】×【15年分の報われなかった努力】×【ロリ魔王のキス】=全盛期超えの最強無双!? ストーリー