あらすじ
アズーロ王国の首都であり、大陸最大とも呼ばれる大都市である、王都セレスティオ。
その片隅の、更に片隅にある集合住宅には、一人の男が住んでいた。
その名はアンブロージオ。剃り残しの無精髭が目立つ、ややだらしない印象を受ける中年男性。
自らを『おじさん』と称する彼には、『気怠い雰囲気のおっさん』とは別の、もう一つの顔があった。
それは、並外れた魔力と卓越した魔術の腕を活用し、王都を影から守る『守護者』としての顔。
今日も彼は闇夜の中を、基本気怠いテンションで、時々本気で、王都を守るために奔走する。