あらすじ
幼い頃、山の麓で出会った“おばけ”のひかり。
眠そうで、気だるげで、でもどこか優しくて――
るかにとって、ひかりは初めての“秘密の友達”だった。
やがて会えなくなり、記憶の奥に沈んでいったひかり。
けれど高校生になったある日、るかは古びたカフェ「つなぎ茶房」で、
あの日と同じ眠そうな目をした店長と出会う。
ひかりの影を宿した店長。
ずっとそばにいてくれたミカちゃん。
そして、少しずつつながっていく三人の距離。
過去と現在がやわらかく重なり、
胸の奥に小さな光が灯るような、
そんな優しい物語。
――ひかりは“おばけ”じゃなくてもいい。
だって、心の中でずっと光っているのだから。