あらすじ
絶海の孤島クレスタ。ここで海神に仕える巫女リュイーシャは、家族と共に穏やかな生活を送っていた。あの長い夜が始まるまでは。
「お前が守れるものなど、もう何もないんだよ」
リュイーシャの身には突然の別離、数々の試練がふりかかる。
その度に自問する。巫女としての存在理由。与えられた『力』の本当の意味を。
風の導きで出会ったのは、海賊船を追っていたエルシーア海軍の若き艦長アドビス。
彼はリュイーシャが見た、金色の鷹の魂を内に秘める青年だった。
けれどリュイーシャには『海神の巫女の力』を狙う、リュニス皇軍の追手が迫っていた――。