あらすじ
魔法薬師シズクは戦禍で親を亡くし13歳で花売り娘として路上売春で糊口をしのいで生き延び、16歳で貯めたお金で魔法道具屋を開いた。シズクの両親は魔道具屋として成功していて、かなりのお金持ちだった。しかし、両親が亡くなると親戚に言いくるめられて全財産を失った過去がある。
魔法薬の原料を調達に草原に行く途中、あの小汚い裏路地で新顔の花売り娘として、路上に立つサクラの絵を見て呪いの力が籠った絵だと気がつく。シズクは男に体を弄ばれる寸前だったサクラを助けて家に引き取り、呪い紋章絵師としての能力を鍛える。サクラはまだ13歳。彼女も戦禍で親を亡くし親戚に全財産を奪われて捨てられた。
同じ境遇のサクラをシズクは妹のように可愛がり面倒を見た。サクラが描く紋章を付けた封印は、紙で出来ていて軽く持ち運びにも重宝で、魔王やモンスターを倒しに旅立つ賞金稼ぎどもに人気だった。
シズクに万が一のことがあってもサクラが生活に困らないように紋章絵師としては勿論、魔法薬師の知識をシズクはサクラに教え込んでいく。時に厳しく、時に優しくサクラを導くシズク。サクラはシズクを「お姉さま」と呼んで慕って甘えている。
評判の魔道具屋となったシズクとサクラ。二人の仲の良さは町でも評判で、姉妹というよりはまるで恋人同士だと噂になる。その噂を聞きつけたロッテルバンガン国王がシズクとサクラの魔道具屋を突然訪れて、二人を拉致して強制的に妾にしてしまう。冷酷無比でいたいけな少女に目がない国王にサクラとシズクは、見せ物のようにサクラとシズクを絡ませる。そして二人は国王に犯され蹂躙され、生き地獄を味わう。
国王の妾が閉じ込められている、館の門番の兵士を味方につけて国外脱出をしたシズクとサクラ。向かう先は民から慕われるレイナ女王が統治するウィスターローデン国。船だとロッテルバンガン国王に見つかる可能性が高いので、陸路を遠回りして行く。
ウィスターローデン国でレイナ女王に謁見が許された二人は窮状を訴え、この国で再び魔道具屋を開くことを許される。レイナ女王は女性の心と尊厳を踏みにじる暴挙を働くロッテルバンガン国王を許せないと、ロッテルバンガンに兵を送りロッテルバンガン国を制圧して、自国の領土として新しい王を立てる。