あらすじ
俺、愛沢恋矢は稀代のモテ男である。
誕生から現在に至るまで、とにかくモテてモテてモテまくりな日々を送ってきた。
バカみたいだと思うだろう? だが事実だ。 そのモテエピソードは数知れず、いちいち挙げるとキリがないので代表的なものに絞ってみても。
・幼稚園児の頃は、同じクラスの女の子達から毎日チューをせがまれた。
・小学生の頃は、ファンクラブなるものが知らぬ間に結成されて複数の女子が日替わりで身の周りを|侍《はべ》っていた。
・中学では、二年のバレンタインに|刃傷沙汰《にんじょうざた》が起きた。……と、パンチの効いたエピソードが盛り沢山。
だけど、不思議なことが一つあった。
それは、どうして俺がこんなにもモテるのか自分でも理由が分からないことだった。
そして始業式を迎える今日、高校生活二年目を始める俺に新たなモテエピソードが加わる。 寝起き早々現れる見知らぬ女子。通学路でエンカウントするガスマスクの不審者。カッターナイフを振り回す元クラスメイト。
他にも様々な個性的な出会いを経て、俺は自分がモテる理由を知ることになる。
そして──これは俺、愛沢恋矢が『人を好きになることを知る』物語だ。