あらすじ
殴るたびに、世界が静かになる。
「明日なんか、マジいらね」――そう呟くギャルには、殴れる場所と、帰れない家と、行きたくない学校しかない。
そこに現れたのは、中学時代に消えた「コンビニの金髪兄ちゃん」だった。
貧困家庭で育ち、「どうでもいい」を口癖に生き延びてきた高校生・神崎明日(あかり)。夜は町道場でサンドバッグを殴り、河川敷で明日のない日々をやり過ごす。だが退学寸前の万引き騒動と、逃げた元ボクシングエースの先輩との再会をきっかけに、「暴力の置き場」と「卒業する意味」、そして自分の名前“明日(あかり)”と向き合っていく。