あらすじ
ある朝、朝倉恒一のスマホには、見覚えのないアプリ『魔砲大戦』が勝手にインストールされていた。
削除も初期化もできないそのアプリを起動すると、現実の街を映したマップと、たったひとつの機能――“魔砲召喚”が表示される。
呼び出されるのは、人の背丈ほどもある奇怪な金属塊【魔砲】。
魔砲を召喚している間だけ、龍脈から魔力を汲み上げ、攻撃魔法を使い、周囲の魔力波を探知できる。
だが撃てば魔力波で存在を知られ、送還にも魔力がいる。しかも魔砲は、他の魔砲使いだけでなく、魔砲使いにしか見えない異星の怪物「星影の魔物」にも狙われる。
人目のない場所に魔砲を隠し、持ち主は離れた場所から砲撃する。
見えない怪物を狩り、落ちた金属片で魔砲を強化する。
そして時には、他人の魔砲を壊す。それでしか届かない強さがある。
これは、誰にも知られないまま現実の都市の裏側で始まる、召喚兵器運用型・現代異能砲撃戦。
撃てば見つかる。隠せば育たない。
そのルールの中で、高校生・朝倉恒一は、先行プレイヤーの立花澪に叩き込まれながら、生き残るための戦い方を覚えていく。