あらすじ
世界を創造した女神は、残念ながらぽんこつだった。
アトルランと呼ばれる異世界がある。
女神はここに五つの大陸と住まう生命を創造し、それぞれに管理する守護神を配置した……つもりだったが、うっかり最後の大陸に守護神を創るのを忘れてしまう。
慌てて追加で守護神を用意しようとしたのだが、神力を使いきっていたためすぐには創れない。
守護神を創れるようになるまでおよそ三百年。
おかげでその間は肥沃な大地に管理者不在という無法大陸が出来上がり、魔獣や魔王といった不逞の輩が好き勝手に大暴れ。
最後の大陸に住む女神の子らは、常に生命の危機に晒されていた。
これはまずいと女神はカンナという名の少女の姿で最後の大陸に顕現。
本来は守護神が任命して大陸を守らせる勇者を、自ら旅に出て探すことにした。
旅のお供はなけなしの神力で召喚したカルマという男がひとり。
僅かとはいえ女神の力は絶大(チート級)で、大陸を巡る旅路は存外快適であった。
そうなるとうっかり旅の目的を忘れるのが女神の悪い癖で……。
観光気分のぽんこつ女神カンナちゃんと、それに振り回される従者カルマの旅が始まる。