あらすじ
「ミシェーラ・マーシュ。あなたとの婚約を破棄する」
婚約者ウェイド・バージェス王子殿下が、冷たい紫色の瞳で私を見据え宣言した。
――ついにこの日が来たのね。
最後まで、しっかり演じましょう――悪女を。
お父様、ごめんなさい。貴方の描いた未来は私が壊して差し上げたわ。
これでいい。だって私は、殿下の婚約者になってはいけないのだから。
――さようなら、愛するウェイド様。
幽閉先で待っていたのは、美味しい食事に温かなお風呂。それから、好きな作家の書籍を読む穏やかな時間。
そして、年下王子による甘い断罪。