あらすじ

六浪目の浪人生・剛也は、ごく普通の予備校生活を送っていたはずだった。 ある朝、自分のノートに未来の日付で書かれた謎の落書きを発見したのをきっかけに、身の回りで奇妙な事件や事故が頻発し始める。 おてんばでドジな幼なじみ・凛と、社畜ながら根が優しい一年上の弓道部先輩・久志の三人で謎を追ううち、剛也は衝撃の真実に目覚める——自分は23世紀から記憶を封印されて送り込まれた「異時空の未来人」だった。 無限の並行世界、量子分裂、時間ループ、歴史の書き換え、時間警察の追跡……人が絶対に体験できない狂気のSF奇想が次々と襲いかかる。 凛のドジが時空をさらにカオスに掻き乱し、久志はなぜか全てを知り尽くしたような動きでシラを切り続け(本当のチーター)、三人で壮絶な時空の旅に挑む。 しかし、最終的に全てのタイムラインが一つの「現在」に折りたたまれ、剛也の記憶は夢のように薄れていく。 壮大でぶっ飛んだ冒険の果てに訪れるのは、ただの予備校帰りの夜——飲み屋でおでんを突きながらの、静かで何気ない日常。 そこに残るのは、虚無と感動が溶け合った不思議な余韻だけだった。

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カクヨム
カクヨム2026/03/28
  • 現在の作品時空の浪人