あらすじ

あるところに、思考が少しぶっ飛んだ母ちゃんがいた。 その母ちゃんは 「子どもは可愛いけどトイトレ面倒臭過ぎる。オネショとか不可避だろ。なんかないかな。暗いところが怖くなくなるもの」 と、思案した結果 「え?ミラーボール……よくない?」 と、その思考を実現すべく、新居内の寝室からトイレへ通じる廊下の照明をミラーボールに付け替えた。 無事子どものオネショは最初の1回だけに留まり、「キラキラ見たい」と、寝ている母ちゃんを起こし、トイレへ行けるようになった。 トイレへ行く=キラキラを見るという個性強めの解釈のまま幼稚園を卒園し、小学校低学年時は「家にミラーボールがある」ことで人気者となり、だがやはり異質であることから反抗期は「いつ外すんだよ?!」とブチギレをかますようになった少年。 それでもめげない母ちゃんはミラーボールを外さず、少年が高校生となった今も、玄関ホールの天井は一軒家の中で一番煌びやかなままだった。 少年はなんとか視界の上を掠めるミラーボールを無視しようと努力しているのだが、やはり。 「……なんで、光ってんの」 母ちゃんは機を見計らっては、ミラーボールを点灯するのだった。

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カクヨム
カクヨム2026/03/28
  • 現在の作品高一男子とミラーボール