あらすじ
公爵令嬢のヴィクトリアは、婚約者である勇者アルトのために、熱狂的なファンからの陰湿な嫌がらせにもひたすら耐えてきた。すべては「普通の幸せ」を掴むため。
しかし、アルトから愛の証としてプレゼントされた指輪をはめた帰り道、彼女は不自然な事故によって凄惨な死を遂げてしまう。
激痛と共に目覚めると、そこは死の直前の朝。
何度やり直しても、世界そのものが因果律を捻じ曲げてヴィクトリアを殺しに来る。
絶望する彼女を救い出したのは、国一番の天才白魔道士・ルカだった。
誰にでも温厚で、天使と称賛される彼。
しかしその内側には、ヴィクトリアを救うためだけに自らの命を削って無限のループを繰り返し、彼女を自分だけの『狂愛の檻』に閉じ込めようとする、異常なまでの執着心が隠されていた。
「もう何百回と君が死ぬのを見た。君を救うためなら、僕は世界を敵に回したっていい」
一方、ヴィクトリアを裏切っていたクズ勇者は、ルカの周到な罠によって全校生徒の前でゲスな本音を暴露され、社会的にも完全に破滅させられることになる――。
これは、信じた男に殺されかけた令嬢が、すべてを諦め、彼女を愛しすぎたヤンデレ白魔道士の甘くドロドロな鳥籠の中で、永遠に溺愛されるまでのメリーバッドな物語。