あらすじ

平凡な日常を送っていた紡 悠真(つむぎ ゆうま)は、ある日、一冊の小説を読み終えた。  その結末は、あまりにも理不尽だった。  ほんの少し、選択が違っていれば。たった一つ、言葉が届いていれば。――確かに、辿り着けたはずの結末があった。  それでも、物語は誰も救われないまま終わる。  納得できなかった。  その夜、悠真は「未完の書庫」と呼ばれる場所へ辿り着く。  そこにあるのは、届かなかった物語だけ。  選ばれなかった結末。届かなかった想い。わずかな齟齬によって歪められた物語たちが、静かに積み重なっている。  そして告げられる。  ――それらを書き換えろ、と。  与えられた力は、ただ一つ。  たった一文だけ、物語に干渉できる。  その一行は、運命をずらす。  あるいは――すべてを壊す。  繰り返し、選び、書き換える。  それでも、望んだ結末に辿り着けるとは限らない。  これは、終わってしまった物語に抗い続ける、一人の記録。  そして、まだ書かれていない結末を、選び直す物語。

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カクヨム
カクヨム2026/03/28
  • 現在の作品未完の書庫の代筆者 ~バッドエンド確定の物語に一度だけ干渉できますが、間違えたら全部終わります~