あらすじ
ごく普通の女子高生・神崎結乃の日常は、ある日突然、親友・琴音が理不尽な『神隠し』に遭ったことで崩壊した。 彼女を連れ去ったのは、過去の地球からエネルギーを搾取し、歴史を改変しようと企む数百万年先の「神(未来の最高管理者)」のシステムだった。
親友を取り戻すため、結乃は残された因果律操作デバイス『アストロラーベ』を手にするが――次元の法則をハッキングする代償として、五感と腕の自由、そして自分の存在の全てを理不尽なペナルティによって奪われてしまう。
暗闇と無音、絶望のドン底に落ちた結乃。 しかし彼女は、システムに組み込まれた単なる『電池(エラー)』では終わらなかった。
肉体的・精神的な極限の痛みを「強烈な感情論」というバグエネルギーに変換し、最強のキャンセラーとなって覚醒した結乃は、時間を操る冷酷な執行官(未来の特務員)すらも味方に引き入れ、異世界のディストピアから、次元の果ての「神の玉座」へと殴り込みをかける!
「計算なんてポンコツよ。私の流した涙は、あんたの台本なんかじゃないッ!」
これは、全次元の歴史を狂わせた傲慢な神のシステムを、一人の女子高生が泥だらけの物理的暴力(右ストレート)で粉砕する、痛くて、熱くて、最高にワガママな、全宇宙を巻き込んだ『境界の神』に至るまでの壮大な記録。