あらすじ
路地裏に佇むパティスリー『レーテ』。
ここは客が持ち込む『忘れたい記憶』を材料に、たったひとつの焼き菓子を作り上げる店だ。
ある日突然、男性客――佐藤は、「…女の人がマンションから突き飛ばされるのが見えたんです」と血相を変えて来店。
店主――灯(あかり)は、自ら焼いた菓子がもたらした異変に責任を感じ、佐藤と共に同僚の捜索に乗り出す。
しかし、彼らの話を聞いた刑事まで失踪してしまう…
店に届いた「深入りするな」という脅迫文。
次々と失踪する関係者たち。
事件の全貌が暴かれるとき、その焼き菓子はどんな味がするのか。
記憶の賞味期限を巡る、本格スカッとミステリーをご賞味あれ。