あらすじ

音楽を作る男は、完成のたびに空虚さに沈む。 ある夜、コンビニで出会った、どこにも帰る場所のない女を部屋へ招き入れる。 ほとんど言葉を交わさないまま過ごす時間の中で、女は問いかける。 「なんで、やめないの」 その問いは、男の中にある恐怖を引きずり出す。 死後の“無”が、終わることなく続く時間として迫ってくる。 崩れかける意識の中で、ただ「死にたくない」と繰り返す男。 その傍らで、女は静かに言う。 「そんなに怖いなら、生きればいいじゃん」 恐怖は消えない。 それでも、わずかに現実の重さを取り戻した朝、 男は“言い切れないまま”生きることを選ぶ。

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カクヨム
カクヨム2026/03/28
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