あらすじ
■ あらすじ
主人公・楠木優(くすのき まさる・26歳)は、自ら馬を育て、自ら跨る若き天才騎手だった。競馬を愛するあまり、騎手の枠を超えて育成にまで心血を注いでいた彼だったが、ある年の有馬記念、不慮の落馬事故によりその生涯を閉じてしまう。
しかし、目を覚ますとそこには女神・エレナがいた。彼女は、若くして競馬界に多大な功績を残した優に、異世界への転生を提案する。「好きなスキルを一つ授けましょう」という女神の言葉に、優が願ったのは、馬と共に生き、永遠に競馬を見守り続けるための**「不老不死(永遠の命)」**だった。
転生した先は、中世ヨーロッパを思わせる異世界の街。そこには荷運びとして使われる馬たちの姿があった。馬の存在を確認した優は、ある野望を抱く。
「この世界で、競馬を流行らせよう!」
これは、一人の男が異世界に競馬文化を根付かせ、やがて国全体をも巻き込んでいく物語である。
■ 登場人物
マサル(楠木 優)
馬と競馬をこよなく愛する元騎手。異世界で競馬を興行するため「永遠の命」を得た。転生時に外見が20歳まで若返ったが、本人は「斤量(体重)管理が楽になった」程度にしか思っていない。
カイト
マサルの語る「競馬」という未知の興行に興味を持った、やり手の馬商人。マサルに馬を融通するなど、ビジネスパートナーとして協力する。
エルサ
ダビー王国の王女。マサルの活動に興味を持ち、土地の提供や資金援助を行う。実は重度のギャンブラーという一面を持つ。
エクノア
ダビー王国の元騎士。馬術の才能と管理能力は超一流だが、剣の腕が壊滅的で解雇された。マサルに雇われ、異世界初の「厩務員兼騎手」となる。