あらすじ
虫と薬草を愛する青年、毒島樹《ぶすじま いつき》。
ある日、山で冬虫夏草を探していた彼は、人喰い熊に襲われ命を落としてしまう。
しかし次に目を覚ました時、彼の前に現れたのは天使を名乗る存在だった。
「あなたを異世界へ転移させます」
こうして樹は、ヴェルディア王国という異世界へと送られることになる。
転移した先の森は、異世界でありながら日本とよく似た植生をしていた。
虫や薬草の知識を活かせる環境だと気づいた樹は、辺境の村「グレン村」に辿り着く。
そこで出会った薬草採集の少女エマに導かれ、辺境伯レオンと出会う樹。
しかしその屋敷では、辺境伯の妻ソフィアが原因不明の高熱に倒れていた。
樹は症状からマダニによる感染症(ライム病)を見抜き、
薬草とカビを使い、異世界では存在しないはずの抗菌薬を作り出す――。
虫、毒、薬草、そして現代知識。
異世界の辺境で始まる、知識系薬師のスローライフ(?)物語。
だがこの村では、
最近吸血鬼の噂が広がっていて――。