あらすじ

五年間、勇者パーティーの回復役を務めた薬師ナターシャ。 ある日「市販のポーションで十分だ」と追放される。 引き継ぎメモを差し出したが、受け取ってもらえなかった。 ならば仕方ない。祖母が遺してくれた辺境の薬草畑で、新しい暮らしを始めよう。 畑の隣には、寡黙な青年が住んでいる。 毎朝、なぜか反対方向から水やりに来る彼の名は、ルーク。 やがて届くニュース。 元パーティーの攻略速度が激減し、毒に倒れる者が続出しているらしい。 勇者から届いた「戻ってきてくれ」の手紙を、ナターシャは薬草の肥料にした。 ここには太陽がある。土がある。 名前も呼べないほど不器用な隣人が、夜中に水路を掘っている。 もう遅い。 私の居場所は、もうここにしかない。

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小説を読もう2026/03/28
  • 現在の作品回復役を追い出した勇者パーティーの末路を、私は薬草畑から眺めている