あらすじ

転校してきたばかりの二年生・桐島湊は、罰として一人で教室掃除をすることになった。誰もいないはずの放課後、一番後ろの空席の引き出しに赤い折り紙の人形を見つける。何気なく触れた瞬間、蛍光灯が落ち、暗闇の中に異形の少女が現れた。  口も鼻もない顔で、ただ繰り返す。*「返して」*と。  翌朝、手の甲に鶴の形の痣が現れた湊は、同じクラスの朝倉詩音に声をかけられる。無口で孤独な彼女は、一年前から学校の怪異を調べ続けていた。痣が消えるまでのタイムリミットは三日。消えたとき、連れて行かれる。  二人は呪いの正体を追い、やがて明治の火事、神社への奉納品、そして一年前に忽然と消えた少女・橘芽衣の存在にたどり着く。  鶴は、ずっと帰りたかっただけだった。

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カクヨム
カクヨム2026/03/28
  • 現在の作品朝倉詩音の怪異録