あらすじ
高校一年生の藤井瑛祐(ふじい えいすけ)は、「伝説のモデラー」と呼ばれた祖父の技術を完璧に受け継ぐ少年だ。
祖父が亡くなって以来、模型作りへの情熱を失いかけていたが、ある日、街のプラモ売り場で「意外な人物」と鉢合わせる。
それは、隣の席に座る雑誌モデルのS級美少女・福原瑛里(ふくはら えり)。
彼女の正体は、重度のロボットアニメオタクだった。
知識はヲタ。けれど、プラモデル組み立てに関しては全くの初心者。
「……私に、プラモの作り方を教えてくれませんか?」
断りきれず始まった、放課後のアトリエでのマンツーマン指導。
周囲には理解されない「好き」を共有できる唯一の相手。
二人きりの空間で振る舞われる「瑛里の手づくり弁当」の味や、モデルもこなす美少女のヲタクな言動のギャップに、瑛祐の心はかき乱されていく。
プラモデルのパーツを一つずつ丁寧に組み合わせていくように、二人の心も少しずつ、けれど確実に重なっていく。
夏休みのプールや夏祭り、そして文化祭での共同作業。
「ボッチ」だった二人の世界が、色鮮やかに混ざり合い、やがて一生モノの恋へと進展していく物語。