あらすじ
断罪劇の当日、第一王子レオンは、自分がこのまま進めば国も周囲も破滅へ向かう未来を垣間見る。
そこで彼が破棄したのは、婚約でも断罪でもなく、その場を都合よく終わらせるために用意された“計画”そのものだった。
公開処刑のような断罪を避けられた公爵令嬢エレノアに命じられたのは、救済でも追放でもない。
王妃候補として担ぎ上げられた男爵令嬢マリエンヌへの教育役だった。
氷の公爵令嬢と、場違いな少女。
演技をやめた王子と、兄を見直し始める第二王子。
断罪劇のやり直しから始まったはずなのに、王家の盤面も、人の心も、少しずつ予定外に狂い始める。
恋と政治と王妃教育。
そして、二組の片想い。
手段を選ばず計画を壊したその日から、誰も筋書きどおりには動けなくなった。