あらすじ
「ゲーム内での死は、現実の死を意味します」
数千万人が囚われた絶望の次世代VRデスゲーム。
プレイヤーたちがパニックに陥り、阿鼻叫喚の地獄絵図となる中……一人の男だけは、歓喜に震えていた。
「この処理落ち……当たり判定のガバさ……俺が何千時間も籠った『あのバグゲー』と完全に一致する!」
男の名はヤマト。伝説の産業廃棄物と名高いクソゲー『エリュシオン』のRTA(リアルタイムアタック)世界記録保持者である。
正規ルートでの攻略? タイパが悪いわっ。
命懸けのレベリング? アイテム増殖バグで隠しボスを即死させればいい。
ヤマトは開始早々『ケツワープ(斜め後方壁抜け加速)』という狂気の物理バグを使い、立ち入り禁止エリアを透過。開始わずか5分で、終盤用チート武器『破壊剣・グラム』をタダで回収してしまう。
「さっさとこのクソゲーを『破壊(クリア)』して、現実(リアル)でキンキンに冷えた酒と、脂マシマシの美味いラーメンでもキメるか」
真面目に命懸けでスライムを叩く全プレイヤーを置き去りにし、ヤマトは物理法則を無視した規格外のプレイングでデスゲームを蹂躙していく。
これは、死の恐怖など微塵も感じていない一人の異常なゲーマーが、運営の想定とフラグをすべてぶち壊しながら最速クリアを目指す、痛快バグ利用無双ファンタジー!