あらすじ

気がつけば、落ちていた。 白い髪、左右で色の違う瞳。名前も記憶もない少女が目を覚ましたのは、機械が支配する千五百年後の廃墟都市だった。 胸の奥に空洞がある。心臓より深い場所に空いた、底の見えない穴。何かが——大切な何かが、つい先ほどまでそこにあった。 マザーシステムのドローンに追われる中、義眼と金属の脚を持つ青年リオに拾われ、地下集落ターミナルゼロに辿り着く。 そこで知らされた事実。胸の空洞はコア——魂のエネルギー源が砕けた痕。欠片は地上に散らばり、黒い塔の方角から引力のように呼んでいる。 名前を取り戻すため、記憶を取り戻すため、廃墟の地上へ踏み出す。 だが欠片を追っているのは、少女だけではなかった。

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小説を読もう2026/03/28
  • 現在の作品魂を砕かれた神が、名前を取り戻すために廃墟を歩く