あらすじ
言葉にならない苦しさを胸の奥に抱えた高校生・雫は、ある夜、祖母の遺した古いランタンを
手に海へ向かう。
そこで気づいたのは、人生をすべて照らす大きな光ではなく、次の一歩だけを見せてくれる
“小さな灯し”の大切さだった。
母のぬくもり、祖母の記憶、近所の人たちのやさしさ、そして学校で出会う静かな少年・湊。
人とのつながりの中で、雫は少しずつ自分の気持ちを受け止め、明日へ向かう呼吸を取り戻し
ていく。
これは、一滴の涙が「雫」となり、小さな光が「灯し」となって、やがて静かな恋へと育っていく物語。