あらすじ
主人公の田中一(はじめ)は、高校1年生でクラスの端っこで空気のような存在。 恋愛偏差値マイナスのボッチ男子。
そんな彼の静かな日常を、隣の席の関西女子・沢辺理恵がたこ焼きの匂いと一緒にぶち壊しに来る。
「あーんしぃ」って強引に食わせてくる彼女だけど、実は必死に強がってるだけ。
大阪から持ってきた古びたキーホルダー。それが彼女の、捨てられない「未練」そのものだった。
ある日、事件が起きる。
その大事な宝物を、理恵が失くしちゃう。
雨の中、二人で泥だらけになって、這いつくばって探した。
でも。見つからない。
「……もう、ええよ」
理恵の心が、完全にポッキリ折れる。一も、自分の無力さにただ絶望するだけ。
読者も「これ、もう無理だろ……」ってどん底まで落ちる。
けど、
翌日、まさかの場所からひょっこり戻ってくる。
彼女が「ここで頑張る」って決めた場所で、誰かが拾ってくれてた。
「一生、一緒に探すから~」
そんな不器用すぎる一の告白に、最後は理恵も陥落。
ソースの匂いと涙あり
冷めきった二人の世界が、もう一度熱を帯びて走り出す物語