あらすじ
美山楊は女性に怒られることが何よりも嫌いで、モブとして生きることに命をかける会社員だ。
恋人のサリとの関係に終わりの兆しを見つけた楊は、修羅場を避けるために、家柄、社内での評判ともに申し分ない高瀬丞に上手く乗り換えてもらう作戦を実行する。
セッティングした飲み会で自分はサリの同僚に気があるフリをして、高瀬とサリとのツーショットを作ろうと画策するが、予想外の事態が起こり自分が高瀬に寝取られてしまった……らしい。
居場所と今の顔を公表されたら「おしまい」だと分かっていたはずだが、高瀬の独断で行われた事実婚発表と関連会社の代表取締役任命により、楊にとってはありがたくない身バレの危機がおとずれてしまう。
楊は日常を守るため、そしてモブであるために決死の抵抗をするが、「お呼びではない来訪者」が次々にやってきて、楊の日常を壊していく。
無能自認のある楊のコンプレックスを煽る高瀬や正体を暴こうとする同郷の知り合い、命を狙う刺客により脅かされる楊のモブ生活でも、本人は決死の抵抗でモブの地位をキープしようと動くが---。
目立つ気はないが、困っている人がいれば放っておけない。護ると言われると反発してくなる。厄介な性質のせいで、本人すらも知らない「正体」により、国家を揺るがせる中心に引っ張り出させそうになる。
最弱の御曹司は王位争奪戦への欠席を貫けるか?