あらすじ
勇者パーティーの最弱メンバー、ルード・カシュは「鑑定士」という地味なスキルしか持たない。
戦闘力ゼロ。魔法ゼロ。回復もできない。
ただ、ものの”真実”を見抜くことだけができる男。
魔王討伐の旅の中で、ルードはある夜、偶然目撃してしまう。
――魔王軍の将軍が、人間の村を焼いたのは、勇者の命令だった。
真実を知った瞬間、ルードはパーティーから追放される。
「お前の目は、都合が悪い」と。
半年後。
魔王ゼクシアが捕縛され、世界の首都”審判の都”で大裁判が開かれることになった。
勇者の証言。神官の告発。王国の圧力。
全員が、魔王に死刑判決を望んでいる。
そこへ、たった一人の弁護人が名乗り出る。
「魔王は、無実です」
追放された元鑑定士・ルードが、世界を敵に回して、たった一人で真実を証明する。
チートなんてない。剣もない。あるのは、どんな嘘も暴く”眼”と、死を覚悟した意地だけ。
これは、史上最大の逆転劇。
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