あらすじ
冤罪で次期大聖女の座を奪われ、すべてを失った侯爵令嬢ヒストリア。
聖女の印を消され辺境へ追放された彼女は
絶望の果てに命を絶とうとする。
——その時、現れたのは
人々に忌み嫌われる存在である魔法使いの男。
「身投げするなら結界の中で頼む」
冷たく突き放すその言葉とは裏腹に、彼はなぜかヒストリアを見捨てなかった。
傲慢で、何も知らなかった元聖女と、
優しさを語らない魔法使い。
これは、ひとりの少女が
高潔な魔法使いと共に
見失っていた「本当の優しさ」を
拾い直す物語。
やがてヒストリアは知ることになる。
聖女とは、印なのか。
それとも、人の生き方なのか。