あらすじ
「殺してください。……今日、私は綺麗に死ぬはずだったのに」
世界を救うため、十年に一度命を捧げる『生贄』の聖女・エルアラ。
孤独と重圧に耐えかね、死を救済だと信じる彼女の前に現れたのは――
彼女を殺しに来たはずの、伝説の暗殺者・カイルだった。
儀式をぶち壊し、聖女を奪い去った暗殺者は吐き捨てる。
「勘違いするな。お前を殺すのは俺だ。……だが、今日ではない」
信仰を捨てた聖女と、プライドを捨てた暗殺者。
二人が辿り着くのは、世界の破滅か、それとも――。
神殺しの暗殺者と、死を忘れた聖女が織りなす、世界を敵に回した逃避行。ここに開幕。