あらすじ
名作恋愛RPG『聖恋録~剣と魔法のデスティニー~』。
…に登場するキモデブ悪役貴族、ヴァルティス=フォン=ローゼンヴァルト(0歳)に、主人公はある日突然転生する。
ヴァルティスは悪役貴族の中でも下っ端で、中盤で死亡するキャラクター。
「まさか、『歩く死亡フラグ』に転生してしまうなんて…。いや、でも諦められないぞ!俺は絶対に死亡エンドを回避する!」
ヴァルティスは死亡エンドを回避するために鍛錬を始めると、あることに気付く。作中では何をやろうとしてもできない、興味を持たない最下層の人間だったヴァルティスだが、やればやるほど力がついていく、努力型の人間だったことに。
そして、健全な生活を送った結果ヴァルティスはかなり高身長、イケメン顔、剣術・魔法・学問にすべて秀でた美少年になってしまった。
そして14歳の時、祝福の儀が行われる。
奴隷から貴族まで、14歳で必ず受ける祝福の儀で固有魔法を授かれば、奴隷でも貴族になれる。貴族であるならば位が上がる…と、人生を変える儀式だ。
作中では固有魔法を授かることができなかったヴァルティスだったが、シナリオが変わったのか『呪歌』という固有魔法を手に入れる。最上級の固有魔法だった。
その日から、ヴァルティスの周囲のシナリオが少しずつ変わり始める。
__あいつは、誰だ?なぜ、『歩く死亡フラグ』の名前を名乗るあんな男がいるんだ?
・・・それは、もう一人の転生者、主人公の声。
シナリオが、狂い始める。