あらすじ
「俺がサラを守るから」
その約束を信じ、幼なじみの天才剣士・カイルの隣に立つため血の滲むような努力で魔道士になったサラ。しかし、いつまで経ってもカイルはサラを「守るべき妹」としか見てくれない。
成長して規格外に育ってしまった胸をさらしで隠し、健気に彼を想い続けていたサラだったが……あるハプニングで隠していたスタイルがバレた途端、カイルから他の男たちと同じような「体当て」の視線を向けられてしまう。
「――ああ、どうせ私の心なんて見てくれないんだ」
完全に心が折れたサラは、長年の初恋を終わらせることを決意。さらしを捨て、彼に依存するのをやめて第三部隊へと異動する。
一方、サラが離れて初めて自分の傲慢さと彼女の本当の美しさに気づいたカイルは激しく後悔するが、時すでに遅し。自立したサラは、一人で上位魔獣を灰にする魔道士として覚醒しており、カイルの庇護などもう一切必要としていなかった。
見限られてどん底まで突き落とされた天才剣士が、ただの「幼なじみ」から「彼女の隣に立つ最強の相棒」になるために自分もまた成長しようと立ち上がる。