あらすじ
「役立たず」として追放された聖女セラフィーナ。彼女がいなくなった途端、ルーベルク王国の騎士たちは戦意を喪失し、王子エドヴァルトは重度の不眠と判断ミスを繰り返すようになる。彼らが受けていたのは「料理」という名の、究極の精神浄化だった。
国境を越えたセラフィーナは、隣国の王子アルベルトにその才能を「軍事機密級の価値がある」と見出される。
「排除しようとしたが、無理だった。俺にはお前が必要だ」
直球すぎる王子の求愛に戸惑いながらも、セラフィーナは初めて「道具」ではなく「一人の女性」として大切にされる喜びを知る。
やがて、心身ともにボロボロになった元婚約者が現れるが、彼女の隣にはすでに、彼女を絶対に手放さない最強の守護者が立っていた。