あらすじ
「わたしの思い出を、インターハイに連れて行って」
高校二年の夏、女子バレー部の次期エースを夢見る小野田凛の前に、圧倒的な実力を持つ転入生・水島卯月が現れる。ポジションを奪われ、卯月を敵視する凛だったが、新チームで「セッター(凛)」と「アタッカー(卯月)」としてコンビを組むことに。
ぶつかり合いながらも、バレーへの純粋な熱量で心を通わせていく二人。しかし、インターハイ優勝を誓った矢先、卯月が練習中に倒れ、余命半年を宣告されてしまう。
「わたしの思い出を、インターハイに連れて行って」
戦うことを諦めたような卯月の言葉に、凛は激しく葛藤する。身体を病に蝕まれても、共に刻んだ日々は消えない。凛は卯月の想いを背負い、彼女のいないコートで「最強の司令塔」として立つことを決意する──。
バレーに全てを捧げた少女たちの、切なくも眩しい青春物語。