あらすじ
三年間、ひとりで立ってた。
後ろにいてくれた人が消えてから、毎日が限界だった。
あの人が帰ってきた日、全部溢れた。
怒って、泣いて、縋りついて。
英雄の仮面が全部剥がれた。
——七日で、また消えた。
でも、あの人はもう一度戻ってきた。
今度は消えなかった。
一緒に暮らして、一緒にご飯を食べて、一緒に戦場に立つ。
後ろにあの人がいるだけで、世界が全然違う。
深い紺の髪に金色の目。美形すぎる相棒は、敬語で「傷を見せてください」とか言ってくる。
誘いは全部断る。理由はいつも「セレナの相棒なので」。
……意味が分からない。嬉しいけど。
二人でなら最強で、二人でなら壊れかけた心も治っていく。
これは、好きだなんて言えない女英雄と、鈍感すぎる美形の相棒が、隣に立ち続ける話。