あらすじ
Sランクパーティ「黄金の盾」から「お前は荷物だ」と追放された料理人・味沢凪。残高23,800円、家賃85,000円。職なし、スキルなし、戦闘力ゼロ——人生最悪の夜に、ゴミ捨て場の廃棄素材に手を触れた瞬間、眠っていた固有スキル【美食の直感】が覚醒した。
このスキルで作った料理は、食べた者にチート級のスキルを一時的に付与する。ただし自分で食べても効果ゼロ。誰かのために作らなければ意味がない——料理人にしか使いこなせない、最強で最も不器用なスキル。
攻撃力ゼロで悩む盾使いの少女・つむぎと出会い、たった一皿でダンジョン攻略に成功。屋台を開けば食べた探索者が次々覚醒し行列が絶えない。元「黄金の盾」の剣聖・梓も合流し、パーティ「饗宴」を結成。料理対決ではプロシェフを攻撃力+340%で圧倒した。
一方、凪を追放した「黄金の盾」は崩壊の一途を辿る。凪の料理がなくなったパーティは連敗を重ね、リーダー神城は焦りに蝕まれていく。
都心に災厄級ダンジョンが出現。数百人の探索者に料理を提供し戦況を一変させた凪は、孤立した「黄金の盾」の救援に向かう。追放の真実が明かされ、かつて「荷物」と切り捨てた神城が頭を下げた。
「頼む——お前の料理で、俺たちを強くしてくれ」
全員に最適化した究極のフルコースで攻撃力+500%、防御力+800%を叩き出し、災厄級ボスを撃破。国家専属料理長の座を蹴り、凪はつむぎ・梓と共にまだ見ぬ食材を求める旅に出る。
これは包丁一本から始まる、戦えない料理人の最強の成り上がり——飯テロ×追放×スキル付与ファンタジー。