あらすじ

幕末。 武家の三男として生きる意味を見失っていた瀬川蒼真は、新選組に身を置くことで「居場所」を得る。だがその場所は、血と死と選択の連続だった。 そんな中で出会ったひとりの女――柘榴。 交わす言葉は少なくとも、その存在は確かに蒼真の中に残り続ける。 失われていく時代の中で、彼にとって“生きる理由”のひとつとなっていった。 仲間を斬り、守り、失いながら、蒼真は変わっていく。 死ぬ覚悟ではなく、生きる覚悟へ。 その選択は、やがて彼を“鬼”と呼ばれる存在へと押し上げる。 時代は移り、江戸は終わる。 近藤勇の死、土方歳三の最期――すべてを見届けた先に残ったのは、剣でも名でもなく、「それでも生きる」という意思だった。 明治。 すべてを失ったその先で、再び巡り会う縁。 かつて交わした想いは形を変えながら、静かに二人の時間へと繋がっていく。 浅葱を脱いでも消えないものを抱えたまま、蒼真と斎藤は歩き出す。 そして、柘榴と共に、もう一度「生きる」ことを選び直す。 これは、敗れた時代を生き延びた者たちの物語。 そして、失いながらも繋いだ想いと共に、未来へ進む物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/26
  • 現在の作品浅葱の行方