あらすじ

世界は、十二の属性によって成り立っている。 炎、水、風、土、雷、氷、樹、砂、幻、毒、光、闇。 そして、それらすべてに属さない“無色”。 人は十五歳の「成人の義」によって、一つの属性を与えられ、その力で生きていく。 それが、この世界の絶対の理だった。 だが―― すべてを持つはずの“無色”は、同時に“すべてを奪う存在”でもあった。 ⸻ 幼い日、禁じられた祠で起きた出来事をきっかけに、 一人の少年が姿を消す。 それは、誰からも信頼される英雄だった兄――レオン。 ⸻ 数年後。 残された弟・アルは、成人の義によって“無色”を得る。 さらに、誰も持たないはずの存在――スライムの紋章を与えられる。 そして夜。 彼のもとに現れたのは、神から託された一体のスライム。 その小さな存在は、世界の理を覆す“鍵”だった。 ⸻ 「――十二の印を集めよ」 ⸻ 兄を救うため。 世界の崩壊を止めるため。 アルは、十二の国を巡る旅に出る。 それぞれの国で出会う巫女たち。 世界を歪める“偽王”。 そして、すべての元凶――無色神。 ⸻ これは、失われた兄を取り戻す物語。 そして、“無色”という存在の意味を問う物語。 ⸻ 色を失った世界で、少年は選ぶ。 救うのか。 終わらせるのか。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/03/27
  • 現在の作品無色と十二の旅(アルとジュウニのシルシ)