あらすじ
私、エリンは女嫌いで有名なダリル・ヴァーノン公爵様の妻となりました。
しかし初夜で彼は夫婦の務めを放棄します。
どうやら噂は本当のようでした。
このまま白い結婚が続き、ダリル様の気が変わってしまえば、離婚されてしまうかもしれません。
しかし私はそうなった場合も想定して選択肢を残しているので、特に焦る事はありませんでした。
そんなある日。慣れない公務で疲労の溜まっているダリル様とばったり出会い、私はお仕事の手伝いを申し出ました。
それから私達は徐々に信頼関係を築いていき、やがて彼は自らの口で女性が苦手な理由を明かしてくれるように。
それを聞いた私は、私と少しずつ触れるところから始めないかと提案しました。
そして結婚から一年が経った頃。
不仲の妹の誕生日パーティーへ足を運んだ私は
「そろそろ結婚から一年よね? どうなの? 赤ちゃんとか」
と女嫌いの夫を持った私を笑い者にしたい妹に白い結婚を疑われました。
そして――妹の意図に嫌気が差していた、その時。
――突然、ダリル様が私を抱き寄せたのでした。