あらすじ
人族、エルフ、ドワーフ、そして蛇族のクォーターである青年「ベノンスネーカー」。
四種族が入り混じったその異様な容姿を目印に、彼は世界を旅する探索者クエスターとして業務をこなす傍ら、故郷の村で人族と妖精族のハーフである幼馴染のエリスと、穏やかな一時を過ごしていた。しかし、突如現れたこの世界の理ともいえる存在「巨神兵」によって、エリスの魂が奪われて彼女は仮死状態へと陥る。ベノンスネーカーはエリスの魂を取り戻そうとするも、そもそも相手は理不尽に出現しては生物の魂を奪っていく存在であるため太刀打ちできず、彼は絶望する。
「もし、本当にあの子を助けたいなら、一つだけ方法がある…でも、それはアンタが罪はおろか、この世の理を壊してしまう禁忌までも犯すことになる…それでもやる覚悟はあるかい? ベノン…」
エリスの叔母であるメープル叔母さんにそう尋ねられたベノンスネーカーは、覚悟を決めてメープル叔母さんにその方法を懇願する。
「それはね…アンタと同じクエスターを狩って、彼らから放出されるエネルギーアドラの鍵を使って、神殿にある神器を手に入れることさ。あの巨神兵は神器によってのみ倒すことが出来るのさ…」
数か月後、彼はクエスターギルドや各国、世界から危険視される程の狂気染みた存在へとなり果てていた。