あらすじ
猫がいる。僕がいる。猫が生きているということは僕が生きている。
ネコ型ロボットがいる。僕がいる。ネコ型ロボットが生きているかどうか。ネコ型ロボットは生きてないとしよう。一旦。ネコ型ロボットの話をした。ネコ型ロボットは生きたい。僕は生きているか、死んでいるか。中間はあるか。中間というと正しくない。正しくなくはないけど、ぴったり正確ではない。生きていると死んでいるは同時に存在している。存在しているところに僕はいる。ネコ型ロボットがいるから、重なっている僕がいる。
踊り場。それは踊り場だ。猫が生きているか。分からない。ネコ型ロボットはいる。少なくとも。代わりにいる。事実。踊り場にネコ型ロボットがいる。僕もいる。女の子が一人いる。多分、浜田がいる。いつかいなくなる。そう遠くないいつかに踊り場からいなくなる。
猫がいるかもしれない。僕はいられるだろうか。女の子はいられるだろうか。浜田はいられるだろうか。
猫がいないかもしれない。僕はいないかもしれない。女の子はいないかもしれない。浜田はいないかもしれない。
ネコ型ロボットが身震いする。ネコ型ロボットは生きている。ちょっとだけ。
僕はいるかもしれない。生きていいないかもしれない僕がいるかもしれない。猫がいて欲しいとは思う。僕は死んでいるとまた、生きていると悲しいと思う人がいるかもしれない。いや、いない。いないかもしれない。
猫と僕とネコ型ロボットがいるしいない話。であって欲しいと願う。