あらすじ

猫がいる。僕がいる。猫が生きているということは僕が生きている。 ネコ型ロボットがいる。僕がいる。ネコ型ロボットが生きているかどうか。ネコ型ロボットは生きてないとしよう。一旦。ネコ型ロボットの話をした。ネコ型ロボットは生きたい。僕は生きているか、死んでいるか。中間はあるか。中間というと正しくない。正しくなくはないけど、ぴったり正確ではない。生きていると死んでいるは同時に存在している。存在しているところに僕はいる。ネコ型ロボットがいるから、重なっている僕がいる。 踊り場。それは踊り場だ。猫が生きているか。分からない。ネコ型ロボットはいる。少なくとも。代わりにいる。事実。踊り場にネコ型ロボットがいる。僕もいる。女の子が一人いる。多分、浜田がいる。いつかいなくなる。そう遠くないいつかに踊り場からいなくなる。 猫がいるかもしれない。僕はいられるだろうか。女の子はいられるだろうか。浜田はいられるだろうか。 猫がいないかもしれない。僕はいないかもしれない。女の子はいないかもしれない。浜田はいないかもしれない。 ネコ型ロボットが身震いする。ネコ型ロボットは生きている。ちょっとだけ。 僕はいるかもしれない。生きていいないかもしれない僕がいるかもしれない。猫がいて欲しいとは思う。僕は死んでいるとまた、生きていると悲しいと思う人がいるかもしれない。いや、いない。いないかもしれない。 猫と僕とネコ型ロボットがいるしいない話。であって欲しいと願う。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/03/26
  • 現在の作品シュレディンガーのネコ型ロボット