あらすじ
やる気のない中年男。
毎日向かうところは会社じゃなくてホール。
通称“スロプーおじさん”。
毎日ダラダラとパチンコ店に通うだけの生活——のはずだったが、
彼にはひとつだけ厄介な体質があった。
幽霊が、見える。
しかもなぜか、寄ってくる。
万枚を出せずに死んだ青年の幽霊・ユウタをはじめ、
財布を探してほしい老婆、未練を抱えた“何か”たちが、今日も勝手に話しかけてくる。
「お願いがあるんだよ。」
「嫌だ。」
除霊なんてしたくない。
面倒ごとはごめんだ。
それでも結局、放っておけないのがこの男の悪いところで——
スロットと煙草と幽霊に囲まれた、
ちょっと不思議で、だらしない日常が始まる。
これは、やる気ゼロの男が“仕方なく”幽霊と関わっていく、
ゆるオカルト現代ファンタジー。